「アルバイトサイトってどれくらい使われているの?」
「バイトルとジョブセンスってどっちのほうが効果があるの?」
「そもそもバイトルとジョブセンスってなにが違うの?」
採用担当であれば誰もが一度は抱いたことがある疑問を解決すべく、調査を行いました。
調査対象とするアルバイト情報サイト
今回調査するアルバイト情報サイトは、日本TOPレベルのこちら!
それぞれ、アルバイト情報サイトのメインURLだけを調査対象としています。
•バイトル:http://www.baitoru.com/
•ジョブセンス:https://j-sen.jp/
調査対象期間:2016年1月16日~3月16日(3ヶ月間)
それぞれの求人媒体の概要をおさらいします。
バイトル
「バイトル」は、日本全国約86,000件のアルバイト情報を掲載している日本最大級のアルバイト情報サイト。集中してガッチリ稼げる短期アルバイトから、有名なあのお店のアルバイト、しっかり働くレギュラーワークまで、さまざまな仕事情報が満載です。
引用元:ディップ株式会社
ジョブセンス
約12万件の掲載数と、月間300万人のユーザ数を誇るアルバイト求人サイトです。掲載費無料、採用できて初めて費用が発生するという成功報酬型であることに加え、採用された求職者には「お祝い金」を贈呈します。採用企業様とユーザー様の双方にメリットのあるサービスです。
引用元:株式会社リブセンス
ジョブセンスは月間300万人と謳っていますが、本当に正しいのか最新の数字を調査させていただきました。それでは早速これら2つのサイトを分析していきましょう。
(注:本記事で扱っているデータはあくまでSimilarWeb独自に収集・処理したデータのため、実際の値とは多少ズレが生じている可能性がございます。あらかじめご了承ください。)
総アクセス数の比較
まずは3月のデスクトップとモバイル、両デバイスからの総アクセス数を比較。
バイトルとジョブセンスのデスクトップとモバイルからの総アクセス数
バイトル :1,095,044(2016年3月実績)
ジョブセンス:738,698(2016年3月実績)
バイトルがジョブセンスよりも1,6倍アクセスが多いという結果に。
デバイス別アクセス数の比較
バイトル、ジョブセンスともにデスクトップよりもモバイルのアクセスが多いです。バイトルはモバイルのアクセスが約70%を占めています。続いて、2016年1月から3月までの3か月間のアクセス数推移を比較してみます。
アクセス数推移の比較
3か月間の全期間でバイトルに軍配が上がりました。広告投入量も1.6倍バイトルの方が多いです。アクセス数をただ比較したに過ぎないとは言え、サイト比較でここまで差があると、バイトルのほうが応募数がかなり高いことが予想されます。次は訪問検索数をオーガニック、有料別に比較してみます。
流入別アクセス数の比較
オーガニック検索数はバイトルとジョブセンスで約1.6倍の差があります。
流入経路の比較
こちらがバイトルとジョブセンスの流入元概観です。
ジョブセンスはダイレクト(直接のアクセス。つまり、URLをダイレクトに打ち込んだり、ブックマークからの流入)で勝っているものの、自然検索からの流入においてはバイトルが勝っています。
有料検索におけるトラフィックシェア比較
ほぼバイトル一色。アルバイト関連のビッグワードが含まれていることから、バイトルは莫大なリスティング広告費を投下していると推測されます。オーガニック検索も強く、リスティング広告も大量に出稿していることからもバイトルがイケイケ状態だとわかります!
まとめ
アクセス分析的視点アルバイト求人情報サイトのバイトルとジョブセンスの比較をまとめてみました。これを書いているときに気づいたんですがジョブセンスは公式サイトで300万人と公表していますが、「300万人のユーザーを誇る」と表現しており、どこにも300万人のアクセスがあるとは言っていないことに気づきました…。上手い言い回しですね(^_^;)
今回の調査はサイトアクセス数のみですが、バイトルがテレビCM以外も積極的に広告展開をしていることがわかりました。ジョブセンスはバイトルに負けているとはいえ、成果報酬型求人サイトのため「掲載無料」が一番のポイントなので、負けていてもしょうがないと割りきれますね!採用担当者の方の媒体選定の比較検討材料になれば幸いです。要望があればタウンワークやマイナビバイトとの比較検討してみたいと思います。