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映画『天気の子』から学ぶ年齢詐称を防ぐ身分証明の話
雑記・日記・備忘録映画『天気の子』を観てきました。新宿周辺で一度は聞いたことがある風俗求人サイト『バニラ』さんの「バーニラ♪バニラ高収入♪」という広告宣伝カーが映画のワンシーンに登場したのは印象的でした(;・∀・)
※※ここから先はネタバレを含みますのでご注意ください。※※
映像が非常にキレイで素晴らしい作品でしたが、気になったのは本作のヒロイン天野陽菜が義務教育を受ける年齢でありながら年齢を詐称してアルバイトをしていたことです。なんらかの理由で年齢がバレてしまいクビに。次の仕事として選んだのが「100%の晴れ女」というのが本作の序盤の展開です。
映画の中にまで日本の法律を言い出したら面白い映画なんて作れませんが、仕事柄なのか心に引っかかった部分でした。残念ながら年齢詐称(履歴書詐称)は映画だけの話だけでなく現実的にも起こりうる話です。
夏休みや冬休みなど短期間で働ける仕事に集まりやすいですが、特にガールズバーやキャバクラなどナイトワーク系のお仕事で起こりやすい傾向にあります。それは一日だけの体験入店でも時給が発生するなど短期的に働きやすい環境にあるからです。
対策として身分証明書を求めるのが一般的ですが、中には年齢確認のため身分証明を求めても友人や姉妹の資格証や保険証を借りて提出する人もいます。騙されないためにも顔写真付きの学生証や免許証の提示を求めたほうがいいでしょう。
学生でもなく免許証を持っていない場合は最後の手段として生年月日と本籍地の都道府県名が記載された住民票記載事項証明書でもいいと思います。なお個人情報保護の観点から住民票を求めることは控えましょう。
外国人留学生を採用する場合は在留カード、パスポート、学生証(学生カード)が重要です。特に日本でアルバイトをする資格があるかどうか確認できる在留カード(資格外活動許可書)が一番重要です。
弊社が知っている事例として、ある飲食店の店長は在留カードの写真を送付してもらって就労の確認をとった人がいますが、有効期間の部分が指で隠れていたそうです。店長はスルーしたそうですが危険を察知した採用担当者が再送を要求したところ有効期限が終わっていたそうです。。
店長は騙されたと思ったそうですが、弊社からすると騙される方が悪いし、雇用主側の確認が甘いと言わざるを得ません。天気の子でいくとマクドナルドの確認がマックシェイクよりも甘いと言えるでしょう。
当社ではマクドナルドのビックマックを一緒に食べながら打ち合わせしてくれる企業からのお問い合わせをお待ちしています。