BLOG
熱中しているYouTuber(ユーチューバー)の存在感
最近YouTubeにハマっています。一部のトップYouTuber(ユーチューバー)はメディア露出も増え、社会的にも影響力をもつようになりました。毎日YouTubeの投稿動画を見るようになって感じたことをまとめました。
YouTubeの歴史
YouTube(ユーチューブ)は2005年にアメリカから始まった動画共有サービスで、2007年頃には日本でも一般的に認知されていたかと思います。以前はラグビー公式チャンネルで試合ダイジェストを見たり、サッカーのスーパープレー集や神業動画を見たりしていました。
YouTuber(ユーチューバー)として有名人のチャンネル開設日を調べてみました。2011年7月HIKAKIN(ヒカキン)さん。2012年8月はじめしゃちょーさん。2014年5月木下ゆうかさん。2014年10月にラファエルさん。2016年10月にヒカルさんがチャンネル開設していました。2012年前後に一気に広がったタイミングかと思います。
YouTube普及の要因
理由は二つあると思います。一つはユーチューバーの絶対数が増えた。様々なジャンルのユーチューバーが増え、日々動画を更新しています。10代から30代まで楽しめるコンテンツがあり、衝撃映像・ペット動物・料理系など個々人の趣味嗜好に合わせたものが必ず存在しています。釣り系と食べ物系とゲーム実況系が緩くて好きです。
動画広告収入で生活できる職業としてのユーチューバーが確立されたことで、一攫千金狙いに新規参入する人が増えました。実際に広告収入だけで生計を立てている人は一握りですが、気軽に始められる動画配信で稼げるのは夢のある職業だと思います。
最近では小学生や中学生がなりたい職業の上位にユーチューバーがランクインされるほど人気の職業になっています。小学生から見てサッカー選手や野球選手よりもユーチューバーがカッコいいと思えているのは衝撃的ですね。
二つ目の理由に動画のクオリティが各段に向上したのが挙げられると思います。スマホでも結構いい映像が撮れるようになりましたが、本格的なユーチューバーでスマホで撮影している人はいません。ユーチューバーにとって三脚・雲台・証明は三種の神器です。
三脚を使って撮影することで、画面がブレない動画を撮影できます。キレイに撮影するために証明は必要不可欠。据置型のライトを利用したり、順光を意識して撮影していますね。または反逆光でレフ版を利用する人も増えました。非常に見やすくて、長時間見ていても疲れないです。
そして編集ソフト。動画内の無駄なシーンをカットしたり、説明や解説などテロップ表示することで見やすさ・リズム感の高い動画にこだわっています。手間がかかる作業ですが、視聴者にとっては見やすい動画になっています。まるでテレビ番組のようなレベルですよね。
ちなみに求人広告業界でも数年前から動画活用するメディアがありますが、昔は写真をスライド活用する程度の動画でした。最近はアプリで簡単に編集できるようになったため各社とも編集にも力を入れており、動画のクオリティも格段に上がっています。見る側を意識して撮影する企業が増えてきましたね。
2000年代は動画と言ってもiPhone(アイフォーン)もなかったので、鮮明度が非常に低いため見づらかったです。これが普及しなかった要因の一つだったと思います。最近のスマホは綺麗な動画が手軽に撮影でき編集までできるので本当に便利な時代になりました。
企業が参入できない理由
企業も採用活動に動画を活用している企業がいますが、ユーチューバーのように定期更新している企業はほとんどいません。まだ競合が少ないので狙い目だと思いますが、それには4つの理由が考えられます。
1.顔出し実況の拒否感
2.タレント社員の不在
3.部署異動や退職のリスク
4.編集作業などの工数負担
特に三番と四番の理由が大きいと思います。仮に有名になっても独立や転職されたらファンは離れていきます。ユーチューバーは個人にファンがつくため企業には向いていないのかもしれません。
またオウンドメディアと比較して企画立案・動画撮影・動画編集・動画投稿など時間がかかるのがデメリットです。知人が経営している会社は試験的に導入したものの費用対効果を理由にチャンネル配信を停止しました。弊社も四番が理由で動画活用に踏み込んでいません。
動画はテキスト記事と違い、企画によっては撮影場所に移動する工程が増えます。動画編集スキルも必要ですし、5分程度の動画でも編集に2時間は確実にかかるらしいです…。複数チャンネルで毎日更新しているヒカキンは化物だという評価もありますが納得。片手間で出来るコンテンツではないですね。
まとめ
弊社でも営業活動や広報活動に活用できないかと検討していますが、予想以上に撮影と編集が大変なので優先順位は低いです。運営しているオウンドメディアもまだ成長途中なので、まずはオウンドメディアのコンテンツを充実させた後に動画という選択肢を選ぼうと考えています。
中途半端なクオリティや更新はマイナスイメージになってしまうので慎重に検討したいです。ただ動画編集スキルをレベルアップしていきたいので年内に1件ぐらいは動画投稿してみたいとも思っています。