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採用Facebookページ制作時の注意点まとめ
ソーシャルリクルーティングが話題になり、Facebookを活用して、新卒採用・中途採用をする企業も増えてきました。Facebookページは「採用」という目的は同じなのに、企業によってページの見せ方、コピーのつけ方、応募の流れがそれぞれ異なります。
Facebookページは自由にページを作成できるので、募集ページも企業文化をアピールする大事な場所です。今回は国内企業の運用事例を紹介しながら、Facebookページで求人募集をするにあたって、制作時に注意しなければいけない項目をまとめました。
採用Facebookページ運用の基礎知識
Facebookページを使って採用募集をするにあたって、知っておくべきFacebookページ運用の基礎知識をまとめました。
ページURLは「いいね!」が25人以上で変更可能!
Facebookページを作成すると、自動的にURLが割り当てられます。このURLは数字を組み合わせた固有IDが含まれています。数字で指定された固有IDは人間にとってはわかりにくい文字列です。
そこで、最初に割り当てられたURLを変更することをおすすめします。変更は「ユーザー名の取得」から行えます。
ただし変更するには、Facebookページについて「いいね!」と言っているユーザーが25人以上必要です。変更できるのは、1回のみなので注意しましょう。また、利用できる文字列は.(ドット)と半角英数字のみです。
ページ名は「いいね!」が100を超えると変更不可!
Facebookページには、それぞれそのページの名前(タイトル)があり、ページの一番上に表示されます。
このページ名はユーザーがFacebookからページを検索するときの単語と一致していないとなかなか表示されません。よってユーザーが一番ピンときやすい名前を設定するようにしましょう。
Facebookページの名前は、Facebookページの編集画面の「基本データ」の「名前」から編集することができます。ただし、編集ができるのは、「いいね!」と言っているユーザーが100人未満の場合のみです。
100人を超えたら変更できなくなるので、十分注意してください。
採用Facebookページの「ページ名」は特に注意を!
Facebookページのタイトルは、採用のためのFacebookページの場合、特に計画的に付ける必要があります。
例えば、「○○社2015年新卒採用」と付けてしまった場合、2016年の新卒採用はまた別のFacebookページを作成し、ユーザーを集めていかなければなりません。
大量採用を行う場合は分けたほうが分かりやすいかもしれませんが、採用人数が十数人の場合は分けないで継続したほうがよいかもしれません。
今回紹介した採用Facebookページにも、年度で分けている企業、中途・新卒で分けている企業、年度も入社時期もまとめている企業、会社の公式ページの中の1コンテンツとして採用情報を掲載している企業など様々なものがあります。
新卒採用ページとして、年度で分けていない企業は、プロフィール画像に「2015年度採用」という文字を入れるなど、分かりやすくする工夫もしています。
採用ページの作り方として大いに参考になるでしょう。
採用コンテンツページのタブ名は直感的にわかりやすく
Facebookページの要素となるタブ名のつけ方や並べ方も、ユーザーが見たときのわかりやすさを重視しましょう。
求人詳細があるタブ、社員の声を紹介しているタブ、業務内容を紹介しているタブなど、複数にまたがっている場合は、ふさわしい名前をつけて、ユーザーが迷わないでクリックできるようにしましょう。
なお、初めて訪れたユーザーや「いいね!」をクリックしていないユーザーに向けて、ページの目的や掲載コンテンツの紹介をまとめ、「いいね!」をクリックしたくなるコピーやデザインのWelcomeページを用意するとよいでしょう。
「いいね!」をクリックしていないユーザーがFacebookページ訪れたときに任意のページを最初に表示する場合は、Facebookページの編集画面から「権限の管理」→「デフォルトで表示するタブ」で設定してください。
デザインや見せ方にも一工夫を!
採用のためのFacebookページのデザインやページの作り方なども、企業の文化やセンスがよく現れます。
トライバルメディアハウスさんやアライドアーキテクツさん、エスエムジーさんのようにキャッチコピーで目をひかせている企業もあれば、ボーダーズさん、アパレルウェブさん、フィットハウスさんなどのように、実際に働いている社員の顔を出している企業もあります。
アチーブメントさんや未来予想さんは「いいね!」をクリックしているかどうかでコンテンツの表示を切り替えるようにしています。グルーポンさんやアイティメディアさん、メンバーズさんのように、アプリを使ってFacebookページの中から直接応募ができるようにしている企業もあります。
まとめ
今回は採用Facebookページ制作時の注意点をまとめました。最近はWeb制作会社に丸投げして上手く運用できていない企業も見受けられます。運用に関しては人事だけでなく、マーケティングとも連携して運用するのがおすすめです。
なぜなら採用Facebookページはコーポレートサイトと違うからです。「誰に」「どんなデザインで」「どうやってアピールするのか」は戦略が必要です。デザインだけでなく、プロフィール写真やコンテンツなど考えることは多いです。しっかり考えて運用してほしいと思います。