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社内恋愛・職場結婚を推奨する企業の取り組み
みなさんは社内恋愛を経験したことがありますでしょうか。未婚化・晩婚化が進む現在、社内恋愛・職場結婚を推奨する企業があります。社内恋愛を推奨するために導入した制度とは?どんな会社が、どのような制度を作られているんでしょうか。またその実態とは?気になるところをまとめてみました。
日本食研ホールディングス株式会社
焼き肉のたれや空揚げ粉などで有名な調味料大手、日本食研ホールディングス(愛媛県今治市)では社内恋愛や社内結婚を推奨しており、これまで500組以上の社内婚があるそうです。社内の既婚者のうち4人に1人が職場恋愛で結ばれているそうです。
本社にある歴史館には「社内結婚神社」と呼ぶ社を建立し、金銭面でも「社内結婚ハッピー手当」というユニークな制度を導入。社内結婚の夫婦に対して、毎月1000円を給付(ただし、喧嘩をした月は、社員自ら申請して手当てをゼロにする決まり)。そのかいあって毎月1~2組は社内結婚が成立しているそうです。
これらすべて創業者の大沢会長の発案とのことです!同社は「家族経営」を推し進めており、「恋愛や結婚などで社員同士が親密になれば、組織の団結力が高まり、生産性向上につながる」という大沢会長の持論があるとのことから職場結婚を導入した経緯だそうです。
株式会社スタートトゥデイ
アパレル通販サイト「ZOZOTOWN」運営のスタートトゥデイ(千葉県千葉市)でも、社内恋愛・社内結婚を推奨。独身社員の「社内合コン」も開催されているそうです。くじ引きで決めた社内の人とランチに行く「サプライズランチ」といった制度も充実。社内恋愛を推奨しながら、部署間もコミュニケーションも円滑に進めていく制度となっています。
前澤友作社長もブログで社内恋愛を推奨していますし、オープンな社風とマッチした制度と言えます。公式HP上では従業員529名中、社内同士の結婚21組。社内カップルは40組程度いると公表されています。(2015年3月末時点)
また家賃補助制度も充実しており、本社の近くに住めば「幕張手当」という地域手当がつき、なんと月額5万円の手当が支給されるとのこと。しかも同棲している場合も支給対象だそうで、つまり10万円分の家賃補助がでるのだ。福利厚生が手厚すぎませんか。。
株式会社サタケ
精米機メーカー大手の株式会社サタケ(広島県東広島市)。2010年に「仕事と家庭の両立支援計画」を定め、家族手当の増額や育児時短勤務の拡大と並んで「社内結婚の推奨」を打ち出しました。社内結婚したカップルには、自社製品の家庭用精米機(3万5000円相当)をプレゼントし、本社にある保育室の保育料の5%割引など育児支援まで含まれています。
制度導入前の時代から出産や育児で退職する女性社員が多くいたため、社長が『せっかく育った社員が辞めていくのはもったいない』と改善案を考えた結果、会社として社内結婚を推進・支援しようということになったそうです。
株式会社DYM
SEO対策や風評被害などWEBプロモーション事業や新卒紹介事業、新入社員研修事業を展開している株式会社DYM(東京都品川区)は社内カップル手当と社内結婚手当という二つの制度があります。
採用HPでは『DYMには11組社内カップルがいます(人事部推定)。アワード(四半期ごとの式典)にて交際宣言を全社員の前で行うと、3万円のカップル手当がもらえます』とあります。社内恋愛を赤裸々に公表すると自分の恋愛事情が丸裸にされますので、社内で2回目はできませんね。
さらに社内カップルが結婚すると30万円の社内結婚手当を支給。株式会社DYMではすでに3カップル社内結婚した実績があるそうです。代表取締役の水谷佑毅社長も若く、社員の平均年齢も25歳と若い会社の施策です。タイのホアヒンなど年に二回も国内と国外へ社員旅行へ行ける同社。他にも社内イベントが多いと評判の会社ですから社内カップルもこれから増えそうです。
まとめ
職場恋愛・職場結婚を推奨することで理解を生んでいる企業と取り組みをご紹介しました。職場恋愛もメリット・デメリットあると思いますが、仕事は仕事、恋愛は恋愛。自分たちも周囲の人たちも仕事しやすい環境づくりを目指すのが理想ですね。ただし推奨されていない限りは職場恋愛は慎重にやることをおススメします。