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求人ポータルサイトのオンライン面接機能の利用状況を比較調査した話
雑記・日記・備忘録コロナウイルスの影響で外出自粛要請による自宅勤務(リモートワーク)が増えたためオンライン面接を実施する企業が増えました。ふと求人ポータルサイトでどこがオンライン面接機能があるのか気になったので調査してみました。
マイナビバイト-株式会社マイナビ
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56420860V00C20A3000000?s=0
介護福祉求人サイト『e介護転職』-株式会社ベストパーソン
https://www.atpress.ne.jp/news/210261
Re就活-株式会社学情
あさがくナビ-株式会社学情
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000485.000013485&g=prt
いまのところ3社で確認とれました。マイナビは19年8月に業界に先駆けて機能を実装しています。※マイナビは資本提携先のFaceHub(フェイスハブ)を利用しているのかな(・・?
株式会社学情はWEB面接(ライブ面接/録画選考)専用システムのBioGraph(バイオグラフ)を利用しているそうです。
求人サイト側が動画機能を実装するメリットとして一つのアピールポイント・他社との差別化ポイントになります。自社のサービス内にあることでネットリテラシーが低い採用担当者にも簡単に利用してもらえるメリットがあります。
デメリットはスカイプ・SkyWay、グーグルハングアウト等の無料メッセージングサービス系、ズーム・ビズミー等の無料オンライン会議サービスがあるので、あえて自社サービス内に組み込む必要性は低いかも。
逆に自社サービス内に組み込むことで、そのオンライン機能を使うしかない制限された状況になることも想定されます。自社で脆弱性や安定性などサービスの質を確保するのも簡単ではありません。
一方で、ズームやビズミーなどはオンライン会議やオンライン商談を想定した総合型サービスなので、面接には最適化されていません。面接ツールとして考えると少し物足りない部分もあります。
特にズームはアプリをインストールしなければいけないので応募者側の負担も大きく、セキュリティの問題もあり評判はイマイチです。定期的に面接があるならオンライン面接に特化したサービスplayse(プレイス)や、SOKUMEN(ソクメン)といった有料サービスを導入するのもアリかなと思います。
色々と調査検討した結果「あえて求人ポータルサイトに機能実装する必要性は高くない」という結論に至りました。せっかく実装しても、すでに各社が何らかのシステムを導入している企業も増えてきたので、利用率がそこまで高くならないと思います。
利用率が高くならないのに保守運用の担保には苦労する費用対効果の悪い機能になりそうです。
動画機能の提供会社との技術提供によるシステム導入なら開発工数や保守運用も少なくて良いかもと考えましたが、そこまでする必要もないのかな?
現在のところ多くのサイト運営会社は「使いたいならご自由に」といったスタンスで企業側の裁量に任せている状態です。これが一番いいのかも。
当社ではズームでリモート飲み会に誘ってくれる採用担当者様からのお問い合わせをお待ちしています。