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求人広告で効果を高める写真の撮り方・選び方
求人広告において、写真は求職者に職場の雰囲気や働くイメージを伝える重要な要素です。多くの求人サイトでは基本プランで複数枚の写真掲載が可能ですが、十分に活用できていない企業も少なくありません。
本記事では、応募効果を高めるために「どのような写真を掲載すべきか」「避けるべき写真は何か」など、求人写真に関する実践的なノウハウを紹介します。
応募者に刺さる写真とは?
写真の役割は、職場のリアルな雰囲気や仕事内容を視覚的に伝えることです。以下のような写真は、特に効果的です。
飲食店・店舗型ビジネスの場合
- ホールやキッチンスタッフの作業風景
- 店舗外観・内観の写真
- 厨房で働いている写真
- スタッフ同士の集合写真
IT・Web企業などオフィス系の場合
- オフィス環境(執務エリア、休憩スペース)写真
- 商品サービスの画面、社員の業務風景
こうした写真は、求職者に「自分がそこで働く姿」を自然と想像させる効果があります。
掲載を避けた方がよい写真
逆に、以下のような写真は応募率を下げるリスクがあります。
無料素材・汎用イラスト
求人内容と関係がなく、誤解を与える原因になります。
たとえば、barの求人で実際の店舗とは異なる高級感あふれるストック画像を使ってしまうと「こんな店で働けるんだ!」と応募者に誤認させてしまう恐れがあります。
また「営業職の求人にカフェでお茶を飲む女性の素材写真」など、実態と乖離した写真は逆効果。応募者の期待値を裏切る結果となり、早期離職の原因にもなり得ます。
どうしても写真素材が用意できない場合のみ、一時的な対応として無料素材を使用するにとどめるのが賢明です。
求人写真を撮影する際の注意点
よくある失敗例として、上下左右に余白が多い、引きすぎた構図の写真(上記の左パターン)があります。求人サイトはスマートフォンで閲覧されることが多く、写真の細部が見えづらくなりがちです。
そのため、以下のポイントを意識しましょう。
バストアップ(上半身中心)の写真を使用する
→ 表情が伝わりやすく、スマホ表示でも印象がぼやけません。
構図はなるべく無駄を省く
→ 背景に不要なものが映り込まないよう注意しましょう。
さらに、まかない制度がある場合は、まかないの写真も効果的です。料理単体でも良いですが、スタッフと一緒に写っていると親近感が増します。明るい表情やポーズも、職場の雰囲気を伝えるうえで有効です。
撮影NGの現場でおすすめの代替写真
請負・派遣現場など、業務中の写真撮影が禁止されているケースでは、以下のような場面を撮影するのがおすすめです。
- スタッフ同士の集合写真:制服や年齢層のイメージが伝わりやすい。
- 休憩時間の様子:食事環境や休憩スペースの雰囲気がわかる。
- 移動中の様子(通勤・送迎など):勤務形態や交通手段のイメージが伝わる。
応募者が気にしがちな「どんな人と働くのか」「休憩はどうしているのか」など、細かな不安を写真で解消できると、応募率アップにつながります。
まとめ:写真にこだわれば、応募はもっと増える
1枚だけ掲載している企業もありますが、掲載可能な枚数すべてを活用し、職場の魅力を視覚的に伝えることが重要です。
採用難の時代において、写真は文字以上に「職場の魅力」を伝える力を持つ武器。手を抜かず、できる限り「リアル」「自社らしさ」が伝わる写真を掲載しましょう。