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ミスター・ポテトヘッド改名から学ぶジェンダーニュートラル問題
雑記・日記・備忘録2021年2月、アメリカのオモチャ「Mr.ポテトヘッド」がジェンダーニュートラルの観点から、ブランド名を「Mr.」を外した「ポテトヘッド」に改称されました。トイ・ストーリーの登場人物の改称だけにニュースでも報道されました。
ネットの反応を見たら「ミスター長嶋もダメなのか」「ミスターチルドレンも改名の危機」「アンパンマンもアウト?」「ミスタードーナツはタダのドーナツになってしまう…」といった口コミがありました。
中には冗談的な意見も含まれていますが、ミスターという呼称自体がNGのように捉えている方が多かったです。私も知らなかったのですが、ポテトヘッドには男性以外のキャラクターも存在するそうで、このことが一番の変更理由だそうです。
性別を区別しないジェンダーニュートラルの動きはアメリカで加速しており、着せ替え人形で有名なバービー人形も2019年にジェンダーニュートラルな人形が発表されています。今後は日本でも男性向けや女性向けといった性別で区別した考え方はなくなっていくでしょう。
長年親しんだキャラクターの改名に抵抗感をもった方がいるようですが、男女の性差にとらわれない考え方の学びは幼少期からおこなっていったほうが良いと思います。大人になってからではアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を改善するのは難しいからです。
近年はLGBTQなどセクシャルマイノリティの方に配慮することが求められていますが、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言や、渡辺直美さんの容姿を侮辱するような演出の提案問題など、50代以上の年齢層の方々の失言が問題になっており、まだまだ性別や容姿に偏見を持っているジェンダー・バイアスが存在しています。
昨今はポリティカル・コレクトネスの重要性は認知されてきていますし、採用の世界では男女雇用機会均等法を遵守する必要があり、採用において性別を理由とする差別が禁止されています。求人広告においても看護婦、営業マン、カメラマン、スチュワーデスといった言葉が禁止されています。
男性を表す職種の名称に括弧書きで「男女」と付け加える方法や、「ウェイター・ウェイトレス募集」のように男性を表す職種の名称と女性を表す職種の名称を並立させる方法が推奨されています。
例えばベルボーイならベルボーイ・ベルガール、ドアマンならドアマン(男女)となります。・・・マンやボーイを外せばいいのでは(・・?)
当社ではベルスタッフ、ドアスタッフの求人募集依頼をお待ちしております。