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採用活動で裏技や抜け道テクニックは存在しない話
採用手法・採用知識採用活動で裏技や必殺技は存在しない。なにかを少し変えれば爆発的に応募数が伸び、優秀な人材を簡単に獲得できるなんて夢のようなことは現実にはおきません。
たまに「営業職やプログラマの中途採用が上手くいかないんだけど、これ以上予算をかけられないし人数(手間や時間)もかけられない。それでも応募を集められる方法はないかな?」と質問されることがあります。…ないです(-_-;)
マーケ関連でも「アクセスアップや会員登録数アップを狙いたいけど費用はかけられない」という話もよく聞きます。各社とも苦しい懐事情はあると思いますが、効果はかけた金額に比例します。
ある有名なウェブ会社が「テレビCMを一切使わずに世の中を動かす画期的なプロモーション企画案」を募集している話を聞きましたが(相手も無理を承知でしょうが)ちょっと無理すぎると感じました。
YouTubeの動画から世界的に話題になったピコ太郎の成功事例とかありますが、あれは狙ってできるものではないですし、100戦99敗の世界でしょうから狙わないほうがいいと思います。狙ってできたら誰も苦労しません。
まず知ってほしいのが大手企業がどれだけ採用に努力しているかです。人材を投入し担当者を置き、予算をかけて努力しています。大手企業は採用専門のコールセンターを設置したり、採用ホームページを充実させたり、様々な採用手法やトレンドを常に取り入れています。
某システムインテグレーター企業の新卒採用の話を聞いたら、驚くくらいに手間をかけていました。受け身でも優秀な人材が応募してくる企業ですが、海外キャリアフォーラムに参加し、留学生向け座談会や内定者アドバイザー制度の実施など、地道に積極的に優秀な人材を探していました。
「なんか当たり前すぎるんだよねー」とか「他がやっていないことをやりたい」とか言われたことが過去にありますが、そもそも当たり前のことをやっていないパターンが多いです。
アルバイト採用でよくあるのが写真を最大限に活用しなかったり、動画機能を使っていなかったりします。新卒採用ではブログや採用ホームページの更新が停滞していたりしますが、何の変哲も無い平凡と思われる行為が一番有効です。
普通のことを普通にやりきる力がないと採用も上手くいきません。面倒なことを嫌がってショートカットをしようとしても得することはない。大手企業ほど真面目に努力し、中小企業が正攻法で努力しないとなると、ますます格差は広がっていくだろうなと思いました。