BLOG
評判の「ビザスク」利用者が評価分析する3つの注意点
スポットコンサル「ビザスク」というサービスがあります。私も先日利用させていただきましたが、アドバイザーとして利用してみた感想・評価・注意点をまとめさせていただきました。
ビザスクとは
ビザスクとは株式会社ビザスクが運営しているスポットコンサルサービスです。1時間から活用できるスポットでのコンサルティングを提供しているサービスで、起業や企画のヒント、営業やマーケティングの相談、研修や採用のサポートなどを相談できる専門家マッチングサイトです。
アドバイザーへの謝礼は5,000円からとなり、平均単価は10,000〜15,000円程度となっているそうです。ユーザーインタビュー系はもう少し相場が安く、5000円~10000円が平均値になっているように感じます。アドバイザーにはビザスクへの支払い手数料30%を控除した金額が支払われます。
2016年10月時点で30,000名超が登録しているそうで、アドバイザー登録者は首都圏が中心です。公募案件を登録すれば、該当する専門家から連絡がきます。しっかり経験を登録している人にはおススメ案件としてビザスクからも連絡がいくようになっています。アドバイザーにとっては銀行振込以外にも、提携NPOへの寄付という選択肢も可能です。
注意点1:公募案件数
まず公募案件数の問題があります。ビザスクで副業感覚で稼ごうとしても、自分の得意ジャンルの相談は中々ありませんし、相談があっても競合するアドバイザーがいる可能性があり、自分に相談依頼がくるか不確定です。頑張っても月に2件程度決まれば多い方だと思います。
また多少なりはボランティアの側面があり、稼ごうという意識は持たないほうがいいと思います。例えば片道1時間(往復2時間)かけて所要時間1時間で5千円だとすると、時給換算1600円になります。対面を希望する気持ちは痛いほどわかりますが、移動時間を含めると慈善事業だなと感じました(^_^;)
注意点2:副業禁止とノウハウ提供の壁
最近は副業の規制が緩くなってきていますが、まだまだ副業禁止の会社も多いです。そのため会社員であれば利用することに注意したほうがいいと感じました。利用する前にしっかり自社の社内規定を確認しておいたほうがいいでしょう。副業推奨の会社でないかぎりアドバイザー登録のハードルは高いように感じます。
副業OKでも、アドバイス次第では自社のノウハウ流出・情報流出になる可能性がありますので注意が必要です。「私の会社ではこのシステムを利用しています」「私の会社サービスの効果は〇〇でした」は重大な情報漏洩になると認識する経営者が多いので、注意したほうがいいです。
匿名機能もありますが、職務経歴で特定できるので、アドバイザー登録が本業の就業規則違反にならないか心配な方は止めておいたほうが無難だと思います。職務経歴をぼかすこともできますが、利用側にとっては「この人って何が得意で、どういう知見がある人なんだろう」と依頼しづらくなります。
注意点3:ウェブブラウザの推奨環境
WebブラウザーがInternet Explorerだと文字化けしており、Google Chromeで利用しないと結構ひどい見え方です。IEはもう見捨てられているのかもしれない…。推奨環境はGoogle Chrome一択なんでしょうね。
利用率が下がっているIEの優先度を下げるのは仕方がないと割り切る事も出来ますが、IEでの画面崩れを直していただければ皆が使いやすいサイトになると思います。
まとめ
アドバイザー側の利用者としての評価・意見をまとめました。色々と書きましたが依頼主側としては便利なサービスだと思います。公募案件の登録は無料なので、専門家が見つかればラッキー、見つからなくても損にはなりません。とりあえず募集することにデメリットはない点は高評価。登録者も口コミ効果でかなり増えてきているようなので、マッチングサイトとして非常に魅力的だと思います。
現在は情報がとても大切ですが、例えば競合他社の情報をかなり知っているアドバイザーがいれば、「同業他社の事例」をリアルに知ることができます。事業の失敗リスクを減らし、会社(サービス)の成長を早めることもできるでしょう。相談だけでなく市場調査として利用する人も増えてきているようです。機会があれば依頼主側として利用してみたいと思います。