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オウンドメディアリクルーティングの記事コンテンツ25テーマ一覧まとめ
採用活動を目的としたオウンドメディア(オウンドメディアリクルーティング)を運営し始める企業が増えています。一方で、どんなテーマで更新すればいいのか悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。
今回は、実際に企業の公式オウンドメディアページ内に取り入れられているコンテンツをテーマごとに事例をまとめました。個性的なコンテンツをもっと充実させて作りたいときのヒントにしてみてください。
1、就活生・転職者に向けたメッセージ
採用のためのオウンドメディアの目的は、自社の採用ポリシーや欲しい人材、自社の目指す方向性、社長からのメッセージなど、就職活動中の学生や転職者に向けたメッセージを発信することです。
まず最初におすすめなのが「就活生・転職者に向けたメッセージ」です。採用オウンドメディアを作ったら、一番目に公開したいコンテンツです。特に印象的で、共感を呼ぶメッセージを選んでみました。
目次
経営陣、社員、内定者からのメッセージ
経営陣を始め、社員、内定者からのメッセージを実名、写真付きで掲載するのがベストです。特に社員や内定者のメッセージは、就職活動生にとっては将来の自分をイメージしたり、具体的な仕事を理解するのに役立つコンテンツです。
顔が見えるのも、親近感や安心感を持たせることができます。まずは人事部から率先して参加しましょう。
2、社長、経営陣からのメッセージ
社長や経営者からのメッセージ、またはインタビューを掲載しています。創業者であれば創業エピソード、これまでの仕事内容を伝えながら苦しかったことや嬉しかったことなどを伝えましょう。
3、社員紹介・社員インタビュー
先輩社員にインタビューやアンケートをとって紹介するコンテンツも、就職活動生にとって非常に参考になるでしょう。最新動向では動画を公開している企業が増えてきました。
4、新卒社員の声
ちょっとだけ先輩である新卒社員の声を紹介している例もあります。新卒入社1年目や3年目など若手社員は入れたほうが働くイメージがしやすいです。就職した後の自分を想像できるコンテンツです。
5、内定者の声(インタビュー・紹介)
社員ではなく、内定者の就職に関する思い出や自己PRを掲載している例もあります。自分自身の就職活動の軸は何だったのか、入社承諾の決め手は何だったのか。こちらも、就職活動生の参考になるコンテンツです。
6、社員紹介(ソーシャルメディア個人アカウントと連携)
インタビューはありませんが、社員の名前と写真、Facebookアカウント、Twitterアカウントを紹介しています。
こちらも、日頃からソーシャルメディアを使ったセルフブランディングを意識した会社は、社員の普段の姿が見える個人アカウントにリンクさせるのも面白いでしょう。
採用や募集、OB/OG訪問に関する情報
採用に関する情報に加え、インターンの募集やOB/OG訪問の受付をしている企業もあります。これらの情報は、採用を目的としたオウンドメディアにはふさわしく、そこから直接応募したり、問い合わせできることでさらに利便性を上げることができます。
7、採用情報・求人情報
採用情報や求人情報も必ず用意したいコンテンツです。直接求人票を掲載し、直接応募できるようにしているページもあれば、求人の詳細や実際の応募はリクナビ、マイナビなどの外部の求人サイトにリンクさせているページもあります。
8、インターン受付・活動報告
求職者や大学生が見ていることもあるので、インターンを募集しているのであれば、インターン受付のためのコンテンツも用意しておいたほうがよいでしょう。
9、OB訪問・OG訪問受付
OB訪問、OG訪問の受付もあります。申し込むと社内で調整の上、可能かどうか連絡してくれるそうです。個人情報保護の関係で、かつてのように社員情報を大学に公開できなくなっているため、こうしたサービスは学生にはうれしいですね。エイチームは、気になる社員に「会いたい」が5人集まると、社員訪問会が開催されるという取り組みを過去に実施していました。
10、よくある質問
採用に関するよくある質問をFAQ形式でまとめています。会社説明会や面接の服装、選考スケジュールが気になるポイントです。
会社の雰囲気を伝えるコンテンツ
会社を選ぶにあたっては、事業内容や募集職種だけでなく、会社の雰囲気や文化も重要な検討項目です。自社の特徴を写真や動画も合わせて伝えることで、入社後のミスマッチを減らすことができます。
11、会社概要・事業内容・ミッションステートメント
会社概要やミッションステートメントを伝えている企業もあります。
12、自社商品・サービスの紹介
自社がどんな商品、サービスを提供しているかを説明するコンテンツを用意すると、学生や求職者が企業の具体的なイメージを持ちやすくなります。
13、社訓・社風
社訓や社風を伝えるコンテンツもあります。
14、オフィス写真
就職活動生にとって、オフィスの中というのは未知の領域です。写真を使って、オフィスをアピールしている例があります。
15、福利厚生紹介、社内勉強会情報
福利厚生や社内で開催される勉強会の情報について紹介している企業もあります。会社に入った後の生活支援やスキルを伸ばすために、会社がどんな支援をしてくれるのかがよくわかります。
16、社内ペットの紹介
会社でペットを飼うという取り組みをしている企業も増えてきました。VOYAGE GROUPのように社内ペットの写真を紹介するのもおもしろいですね。
17、動画メディア
動画を使って、会社説明会の様子を中継したり、社内の雰囲気を伝える動画をまとめているコンテンツもあります。
18、スライド資料
会社説明会や自社セミナーのプレゼンテーション資料を共有している例もあります。
その他のソーシャルメディアとの連携
ソーシャルメディア全盛期の現在、一つだけのメディア運営は珍しいと言えます。blog、Twitter、facebook、Instagramなど様々なソーシャルメディアを使って情報を発信し、かつ情報をオウンドメディアに集約することで、学生の情報の見落としを防ぐことができます。
19、ブログとの連動
自社で運用しているブログのRSSフィードを表示しています。
20、Twitterとの連携
Twitterアカウントのツイートを表示させています。
21、ガイドライン/ソーシャルメディアポリシー
ソーシャルメディアポリシーや運用のガイドラインを掲載しています。オウンドメディアやFacebookページでどういうコミュニケーションをするのかを明記することで、学生が安心してコメントを投稿したり、情報をシェアすることができます。
22、双方向コミュニケーション
オウンドメディアだけでなく、クローズドな内定者SNS(ちゃくちゃくネクスト等)で特別なコンテンツを用意して、ユーザーからの意見や感想を募集しています。説明会などのイベントに参加した学生のコメントを受け付けている会社もあります。
番外編:独自アプリ
独自にFacebookアプリを開発している企業もいます。開発費用がかかりますが、オリジナリティのある凝ったアプリケーションを用意することができます。
23、診断アプリ
学生が就職活動するにあたって、自分の将来の方向性や個性、スキル、性格などを分析する「自己分析」は最初に行うべきステップとされています。
このステップをFacebookアプリで実現しようというのが、診断アプリです。質問などに回答することによって、何らかの診断あるいは判定を下します。診断後、ユーザーのウォールに結果を投稿するように設計することができるので、友達の間で広まることが期待できます。ちなみに占いコンテンツは女性にとても人気が出ます。
24、就活応援系アプリ
応援系アプリは、就職活動中の学生を励ますようなメッセージを表示するアプリです。
25、自社サービスに沿ったアプリ
採用Facebookページの目的の一つが、自社のサービスや仕事を理解してもらうことでもあります。自社サービスをイメージしたアプリを活用している企業もあります。
まとめ:何を伝えたいかでコンテンツを考えよう
今回は、企業の公式オウンドメディア(オウンドメディアリクルーティング)で取り入れられているコンテンツ事例をカテゴリに分けて紹介してみましたが、参考になるものはありましたでしょうか?
各社とも、様々な工夫をしていることがわかるでしょう。自社の採用Facebookページのコンテンツが少ないな、と思ったら、そもそも何を伝えていきたいのかに立ち返って、必要なコンテンツを考えてみるとよいでしょう。
今回を参考にしながら他社と差別化して自社オリジナリティの高いコンテンツを作ってほしいと思います。