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サイバーエージェントの人事制度から考える変化対応力
雑記・日記・備忘録株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長がブログで人事制度の変更を発表しました。『CA8』と呼ばれる役員構成に関する人事制度で「役員会の人数を8名とする」「2年に一度、2名を交代する」という内容です。2008年から始まった人事制度ですが、現在の会社ステージに合わせて廃止することになったそうです。
CA8の制度は、弊社の人事制度の中でも、素晴らしい功績を残してくれた最もうまくいったもののひとつですが、いつまでも機能する訳ではありません。会社は常に変化し成長しているのです。
藤田社長のブログには感化される部分が多く、特に08年~09年あたりのブログ更新率は驚異。平均で月間20記事も更新しており、上場している社長ですらこれだけ頑張っているんだから、自分も頑張ろう!」と刺激をもらっています。※最近はほとんど更新していませんが…(;・∀・)
サイバーエージェントが優秀な人材を獲得できているのは常に時代に合わせた制度を取り入れるプロデュース能力が高いからです。
現在の採用市場なら副業・兼業解禁や在宅勤務(リモートワーク)対応が時代に求められている働き方です。こうした働き方を認めているかどうかが優秀な人材を獲得できるかどうかにかなり関わってきています。
副業はまだまだ認めていない企業も多く、先日も20代の若手社会人が「将来的に起業したい。ただスグ起業するのはリスキーだから、まずは副業で動きながら試したい。副業をしたいけど今の会社では禁止されているから、隠れてやるか転職するかで悩んでいる」という人がいました。
政府は副業推進しており、将来的にすべての企業が副業を認めてしまうと、こうした人材獲得のチャンスも失います。まだ認めていない企業が多いからこそ差別化でき、優秀な人材を獲得できるチャンスが広がります。
独立される危険性がある等の理由で副業を認めない経営者もいますが、しっかりと社員を大切にしている、年収を提示しているならそうしたリスクも起こる可能性が低いです。
サイバーエージェントのような大手企業が柔軟に変化されると中小企業が勝てる可能性はさらに低くなります。せめて変化対応力は負けないようにしたいですよね。
サイバーエージェントの人事制度は人事制度マッピングと呼ばれる一覧があり、安心と挑戦、金銭報酬と非金銭報酬のバランスと人事本部の運用実行力(現場が白ける運用を避ける)が素晴らしいと思っています。詳しくは人事部長の曽山哲人さんの書籍をおススメします。
当社では採用に困っていて変化対応力に優れている企業様からのご連絡をお待ちしております。