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フルリモートワーク(完全在宅勤務)求人の効果と成功事例
採用手法・採用知識先日、弊社のお客様がフルリモートワーク(完全在宅)求人を募集したところホームページ経由から応募があったので結果を備忘録として残したいと思います。
■求人の特徴
フルリモートワーク、副業可(業務委託)、オフィス職
この3つが揃うと自社ホームページだけで応募がとれる。ちなみに職種名+フルリモートのミドルワードで35位~40位前後ながらも1日2件の応募を獲得。アクセス数は1桁台ながらも、応募率が30~50%と非常に高いのも特徴的でした。
35位~40位の順位は特にSEO対策を意識していなかっただけに嬉しい誤算でした。上位陣は軒並み求人サイトで、企業単体のホームページとしては1位!応募が集まるのも理解できました。(その後、しっかり検索エンジン最適化を施したところ25位まで上昇しました。)
2020年に新型コロナウイルス感染拡大防止のためリモートワーク求人が少し増えましたが、それ以上に求職者のニーズが爆発的に増えました。「収入が減ったので副業で補いたい」「副業はしたいが外出は控えたいのでリモートワークで働きたい」こうした考えの求職者が増えましたが、日本全体では有効求人倍率は低下しており、ニーズに対して求人案件が絶対的に少ない状況です。
フルリモートワークの最大の強みは日本全国(場合によっては世界中)からの応募が期待できる点です。出社+リモートワークでは結局のところ居住地が限定されるため、メリット感が弱いです。
競合他社の求人を見ると「リモートワーク」としか書かれていないので、おそらく完全在宅勤務ではないと考えられます。求職者としては完全在宅勤務の求人に応募したい層に対しては当然ながら「フルリモートワーク」と表記しなければリーチできないので、そうした層をうまく獲得することができたと考えられます。
さすがに上位表示されている大手求人サイトには勝てないものの、中小企業が1名の募集枠に対して1日2件の応募がとれれば十分すぎるくらいの応募数でした(スグにクローズしました)。
今回の募集は業務委託でしたが、2名の応募者は「採用枠はないけど、ここで不採用にするのは惜しい」と言うほど、どちらも経歴バリバリの個人事業主(フリーランス)の方でした。フルリモートでもエンジニアや正社員募集だと苦戦したと考えられます。
全体数から考えればごく僅かですが、求人サイトで探さず、自力で企業のホームページを探す人はいます。最近の傾向で、頑張っても効果が期待できないからホームページ募集の優先度が下がりつつあると感じている中での出来事でした。しっかり求人募集を設計すれば、ホームページでも十分な結果が得られる良い事例でした。