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株式会社ZOZO前澤友作社長から学ぶ新しいエンジニア採用方法
採用手法・採用知識ZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZO(旧スタートトゥデイ)の前澤友作社長が、ツイッター上で打ち出したエンジニア採用強化の方針が話題になりました。
同社では約200名規模のエンジニア組織を、将来的に500名規模へ拡大する構想を掲げています。注目すべき点は、従来の求人募集ではなく「採用を目的とした企業買収」という発想を前面に打ち出したことです。
本記事では、ZOZOの取り組みをもとに、エンジニア採用が難しい時代に企業が取るべき新しい採用戦略について解説します。
目次
採用を目的とした企業買収という発想
【あなたの会社買います】技術者が集まった会社で、総勢30名以下くらいの会社を売ってくれる社長さんや株主さん連絡ください。ZOZOの未来のプロジェクト、あなたのチームで作りませんか?会社ごと買います。見積もりや相談だけでもOK。まずはこちらへ連絡を info-zozotech@zozo.com
— 前澤友作 (@yousuck2020) October 19, 2018
一般的に企業買収は事業拡大・競争力強化・資本提携が目的としたM&Aが主流です。
しかし前澤氏が示したのは、人材獲得そのものを目的としたM&Aという考え方でした。これは海外で「アクイハイアリング(Acqui-hiring)」と呼ばれる手法です。
アクイハイアリングとは、「Acquisition(買収)」と「Hiring(採用)」を組み合わせた造語で、優秀なエンジニアチームを獲得するために企業ごと買収する採用戦略を指します。
エンジニア不足が慢性化しているIT業界では、合理的な選択肢の一つとして注目されています。
ZOZOであってもエンジニア採用は簡単ではない
平均年収だと、DeNA777万、CA772万、ミクシィ759万、エムスリー733万、ヤフー714万、楽天671万、カカクコム670万、クックパッド643万、ガンホー632万、DAC602万、セプテーニ582万、ZOZO578万、オプト552万、クラウドワークス547万、そりゃこの報酬水準で据え置かれると金の話しようがない。
— 三上俊輔(Shunsuke Mikami) (@mikamika8375) October 21, 2018
知名度の高いZOZOであっても、エンジニア採用は決して容易ではないと考えられます。
エンジニア市場は母数が限られており、企業間での獲得競争が激化しています。結果として、年収水準や待遇の底上げを行わなければ、話題性だけでは採用が進まないのが現実です。
その意味で、従来型の「求人広告を出す」「応募を待つ」採用から一歩踏み込んだ戦略転換は、非常に示唆に富んでいます。
エンジニアを尊重する文化と高い透明性
今回の取り組みを通じて強く感じられたのは、エンジニアを尊重する企業文化と情報開示の透明性です。
実際に、現場で働くエンジニアが個人アカウントで積極的に質問に回答しており、組織としての風通しの良さが伝わってきます。
採用活動において、こうした「現場の声」が可視化されていることは、応募者にとって大きな安心材料になります。
ZOZOテクノロジーズの採用サイトが優れている理由
特に評価したいのが、ZOZOテクノロジーズの採用サイトです。
平均年齢、男女比、職種構成、平均残業時間、新卒・中途比率、女性エンジニアのママ比率など、求職者が知りたい情報が具体的に開示されています。
さらに、ゾゾタウンのアクティブ会員数、流通高、月間出荷件数、デバイス別利用比率など、事業データまで丁寧に説明されており、「どんなサービスを、どんな規模で支えているのか」が明確です。
求める人物像の具体性が採用の質を高める
サーバーサイドエンジニアの求める人物像として記載されている「テストコードを書く習慣がある方」という一文は非常に象徴的です。
このように、エンジニア視点で重要な価値観を明文化することで、ミスマッチを減らし、採用の質を高めることができます。
(この項目はエンジニア採用を求人原稿に落とし込む際に質問できていなかったと反省しました…。求人原稿を作成する際、ここまで踏み込めていなかった点は、採用支援を行う立場として反省すべきポイントだと感じました。)
エンジニア採用は「本音」を書く時代へ
例えば、「本番環境で直接修正するケースがある」「スピードを重視する文化がある」といった実情も、隠さずに伝えることが重要です。
良い面だけでなくリアルを開示することで、結果的に定着率の高い採用につながります。エンジニア採用は、条件勝負から価値観・文化の開示勝負へと確実にシフトしています。
ZOZO前澤友作氏の発信は、エンジニア採用における常識を見直す大きなヒントを与えてくれました。採用難の時代において、企業が選ばれるためには、戦略・文化・情報開示のすべてが問われています。
当社では女優とお付き合いする知見とノウハウを持っていて、求人掲載を検討している企業様をお待ちしております。

