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仮想通貨コインチェック社の求人募集から気づく高時給の定義
採用手法・採用知識コインチェック社の人材募集が話題になっています。仮想通貨ビットコイン関連は詳しくないのですが、580億円流出したコインチェック社に金融庁が立ち入り検査したり賑やかな業界です。
そうした中で仮想通貨業者が、派遣会社経由でエン派遣でコールセンター電話対応スタッフを大量募集しており、話題になっています。
高待遇1600円、2/14スタート 新宿人気の仮想通貨コール
https://haken.en-japan.com/w_30153758/
(募集終了のためリンクなし)
~人気の仮想通貨~総合窓口カスタマーセンターでの電話対応業務
コインチェック社に関する問合せ対応
第三者による不正ログインや不正送金の問合せ対応
不正ログイン、不正送金等の犯罪被害に対する対応
口座開設、本人確認に関しての対応
送金方法についての対応
時給1600円
10名以上の大量募集
引用:一貫して利根川式返金対応のコインチェック、怒涛の苦情対応に耐えうる人材を募集
「その人件費は支払いできるの?」「修羅場の割に時給安くね?」「賃金はNEMとかペリカとかの支払いなの?」など様々な意見がありますが、これらのコメントの一つに興味深い「時給1600円がなぜ高待遇なのか?」がありました。
想定年収
1600円×1日8時間×月20日×12カ月=年収307万円
年収300万円がなぜ高待遇なのか?という疑問を呈したコメントです。言われてみれば確かに高収入と言えないですね…(-_-;)
おそらくエン派遣内の他の求人と比較(相対評価)して高かったため高待遇の表現を利用したのだと思います。(もしくはエン派遣内で高待遇の基準がある可能性があります。)
これまで私自身もクライアントに提案する際は高収入・高時給の定義を相対評価で判断していました。求人サイト内の他の求人と比較して高いのか低いのかで判断していましたが、私が高いと判断した時給でも求職者目線では安いと思っているのかもしれません。
地域や雇用形態によって高時給の基準は違いますが、首都圏のアルバイト市場であれば時給1200円(日給1万円以上)なら高いと認識している求人サイトまたは広告代理店の営業が多いのではないでしょうか。
最低賃金も年々上昇しているので「高時給」に対する認識も少し変えていかないといけないですね。相対評価が間違っているとは思いませんが、求職者の目線や意見にハッとした出来事でした。