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手段のためには目的を選ばない採用担当者
採用手法・採用知識本来は「目的のために手段は選ばない」が正解ですが、採用手法において「手段のために目的を選ばない」人がいます。これを手段の目的化と言います。手段の目的化とは、本来の目的以上に手段そのものを目的(目標)にしてしまう状況のことです。
例えば売上目標を達成(目的)するために飛び込み営業の目標(手段)を設定します。しかし、飛び込み営業の目標を達成を優先してしまい、本来は法人対象サービスなのに、量をこなせる個人宅に飛び込んでしまうようなことを指します。
ちょっと笑えないと思えますが、経営や営業現場でも陥ってしまいやすいのが手段と目的の混同です。人事評価で行動目標があったりする企業も多いようですが、日本人は「どうやるか」に重きを置きがちなようです。営業なら一度は「せめて行動目標だけは達成しろよ」と言われたことがあるはず。
採用においても同じ問題に陥ってしまう人があります。例えば採用(目的)するために求人広告に掲載(手段)するはずが、求人広告の掲載を重要視してしまっている採用担当者になっていませんか。これもゴールの設定ミスです。
採用手法の選択肢は大別しても人材紹介・人材派遣・求人広告とあります。求人広告だけでも各媒体ごとに特徴や各料金プランは違いますので、選択肢は星の数ほどあると言っても過言ではありません。
しかしながら、最初から「人材紹介で採用する」「3万円で採用する」「〇〇(メディア名)で採用する」と決めた上で相談される方がいます。おそらく何らかの経緯や理由があっての判断だとは思いますが、目的と手段が混同している危険性があります。
こうした人事担当者はみずから成功のための選択肢を限定させてしまっていることになります。残念ながら目的と手段が混同してしまうと「その方法に固執しなくても問題ないですよ」「むしろ今の条件ならこっちの方法がおススメです」とアドバイスしても聞き入れてもらえないケースが多いです。
極端ですが採用できれば手段なんて何でもいいはずです。もちろん採用予算や採用スケジュールが決まっている社内事情もあると思いますが、もう一度自己満足で終わっていないか、本来の目的を忘れてしまっていないか考えてほしいと思います。
目的「もしかして」
手段「私たち!!」
目的・手段「「入れ替わってる!!︎」」
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