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社会人スキルで重要なインターネット検索力の話
雑記・日記・備忘録中途採用の求めるスキル経験で書かれることが多いのが社会人経験や職種の経験です。即戦力を期待する中途採用において、人柄重視すると言っても最低限の社会人マナーやビジネススキルは欲しいと考える企業は多いですよね。
当たり前のように書かれている社会人経験やパソコンスキルですが、本当は別のスキルが重要な場合も存在します。例えば《検索力》です。
検索力とは
検索力とは、グーグルなどインターネットで調べる力を指します。簡単に言えばネット検索スキルです。求人募集で書いている企業は皆無ですが、検索力はオフィスワーク職を中心に社会人スキルとして超重要です。
例えば初めてのツールやサービスを使い始めた際に、毎回先輩に質問するのではなく、わからないことは自分で調べながら使い方をマスターする人は優秀だと思います。
「まずは自分で調べて、それでもわからなかったら聞いてね」と指導する人も多いと思います。これも「ググる検索力を養ってね」という言葉に置き換えることができます。
ちょっと厳しい人だと、ググれば簡単に答えが見つかる質問をしたら「わざわざ先輩の仕事を止めさせてまで質問するレベルじゃない!」と怒るかもしれません。
ビジネス社会で独学で学んでトップクラスに到達する人がいますが、検索力というスキルが高いことも影響していると思います。
Googleは神。その神をどう生かすか
ググレカスという言葉が代表的ですが、グーグルで調べれば大抵の疑問は解決します。しかし、調べるにもコツが必要で、簡単なようで意外に個人差が大きいスキルです。人によっては「検索の仕方がわからない」という人もおり、検索するにもテクニックが必要です。
ある特定のことが知りたい場合でも、検索力がなければ知りたいこととは別の情報がヒットしたり、上位表示されず埋もれていたり、情報が古かったりします。そもそも《わからないことは検索する》という発想すらない人もいます。
例えばECサイト運営歴2年以上と書かれている企業になぜそれを必須にしているか質問すると「ある程度の機能とか知っておいてほしいから」という回答でした。
しかし、ECサイト運営に関連する知識は専門書籍またはグーグルで検索すれば簡単にヒットします。「簡単に売上が上がるコツ」や「売上を2倍にするサイト設計の注意点」など検索すれば山ほどヒットします。検索力の高い人なら経験が少なくてもなんとかなると思います。
誰かに聞けばすぐわかることを、自分で検索して数十分も時間を費やすのは有意義なのか?と思う部分もありますが、自分で調べるほうが覚えやすいですし、誰かに聞けない(社内で誰も知らない)ケースもあるので、やはり重要です。
検索力は面接で確認しづらいですが、インターネット上に検索力診断・検索力テストというのがあるので活用してみてもいいかもしれません。
まとめ
最近では検索のやり方や仕方を学べる本もありますし、検索技術者検定という民間資格もあるようです。
上手な検索の仕方を知っている人は希少価値が高いと思いますが、転職市場ではまだ全然注目されていません。しかし、インターネットが身近な存在である限りは検索力の重要性はますます高まってくると思います。
一般事務やウェブアシスタントを募集する際は「社会人経験三年」と一緒に検索力を求める人材要件に追加してみてはいかがでしょうか。