BLOG
求人広告を悪用する招かれざる業者からの応募と営業活動問題
求人広告・求人媒体求人広告を掲載していると、ときに招かれざる人からの応募があります。それは募集企業への営業活動を目的にした業者からの応募です。
この問題は知名度の高い大手求人情報サイトであればあるほど営業リストの候補にされやすく、なんらかのアクションがあって初めてわかるので媒体側としても事前に排除することは難しいです。
掲載企業側にとってストレスですが、求人広告を見ての連絡(募集広告内に連絡先が書いてあった。広告から会社ホームページを見て連絡先を知った等)であれば迷惑ではあるものの一般公開されている情報ですので違法性は全くありません。
ただしサイト経由で応募することで募集企業の電話番号やメールアドレスなど連絡先を取得するのは重大なルール違反だと思っています。(普通の媒体であれば求人情報サイトの利用目的の範囲を超えているため会員登録の際の利用規約違反になります。)
たまに「媒体に出すと変な業者からの営業目的の応募がくる。排除するにはどうすればいいですか?」というご相談を受けますが、「ブロックするのは難しいので割り切って考えるしかないですね」という回答をしています。真摯に対応する必要もないため不要であれば完全に無視して問題ないと思います。
弊社がお手伝いしている会社様で最近聞いた事例として、ライターの募集した際に編集プロダクションやマーケティング会社からの応募がありました。
在宅勤務(副業・兼業可)の募集ということもあり募集条件に問題なければ個人だろうが法人だろうが問題なかったのですが…
採用担当「応募ありがとうございます。求人広告にも書いていますが改めて募集条件をお伝えすると1記事5000円です。そのほかの条件は〇〇です。面接希望日を聞いてもいいですか?」
応募者「いえ、うちは1記事1万円以下のお仕事は受けていません」
という意味不明なやり取りが発生したそうです。
優しい採用担当者さんだったので「その条件だと少し難しいので金銭面での条件が合った際にご相談させていただきます」と断りのメールを送ったそうですが、私からすると「そもそもなんで応募したの?募集条件見たんだよね?納得したから応募したんじゃないの?」という疑問が浮かびました。大前提がおかしい。
百歩譲って「うちは法人ですが〇〇を見て応募させて頂きました。もしよろしければ募集条件とは一致していないのは理解していますが〇〇の条件でお取引できれば幸いです」くらい最初に言ってくれれば譲歩できる可能性も生まれると思うんですけどね。
仕方がないと割り切るしかありませんが、何回も特定の業者が応募してくる等あまりにも行き過ぎた行為だと思われる場合は媒体運営会社または求人広告の営業担当に相談することをおススメします。営業妨害だと判断されれば然るべき対応を検討することもできますので。
他にも人材紹介会社や人材派遣会社を中心に様々な媒体で様々な会社が悪用しています。
こうした問題を言わない採用担当の方が多いですが、胸の内にしまわずに遠慮なく運営会社や営業担当に言うべきです。当社では求人広告での問題点から家庭の不満まで情報共有してくれる企業様をお待ちしております。