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求人媒体での外国人応募者による日本語レベルの疑問と回答
雑記・日記・備忘録求人媒体経由で募集した際に外国人留学生の方から応募があったけど日本語レベルが極端に低かったという意見を聞きます。接客業であれば最低限の日本語レベルが求められますが、その最低限の日本語レベルも伴っていない(意思疎通が困難なレベル)ケースです。
採用担当者からは「日本語の求人媒体を検索して日本語の内容を把握して応募しているはずなのに簡単な日本語を話すことができない(理解できない)のは何故だろうか?」「(日本語が理解していないなら)そもそも日本語でしか書かれていないアルバイト求人情報サイトをどうやって使いこなしているのか?」といった疑問が浮かぶ人がいます。
確かに応募までの流れを考えてもトップページから駅(沿線)や条件を検索しなければいけなく、職種や住所を理解しなければ応募画面まで辿り着くことが出来ません。応募画面も苗字と名前の入力項目が分かれているなど日本人向けの設計の求人サイトが多いです(ミドルネームを考慮した設計になっていない)。
一つはアフィリエイト経由(成功報酬型広告)が挙げられます。実際には応募が発生している求人サイトを利用しての応募ではなく、別のサイト経由から応募していることが考えられます。
最近では日本にいるベトナムやネパールなど外国人を専門にしたアフィリエイターが存在しており、広告主のサイトに掲載されている様々な案件を翻訳して自分が運営しているサイトに掲載し、そこに外国人の応募者が応募するといった流れがあります。
母国語で書かれているため日本で仕事を探している外国人の方には親切に思えますが、日本語が全くできない人も応募できてしまうため、募集側としては求める日本語能力以下の応募者が増えるというデメリットがあります。
通常のアフィリエイト広告は「アフィリエイトのリンクバナーを貼って完了(リンクを設置後は放置)」という方法が多いですが、外国人向けのアフィリエイトは案件ベースで翻訳して案件別のリンクを張るのは少し驚きました。
確かに漠然としたリンクよりも案件別のほうがクリック率・成約率ともに高いのは間違いないですが、運用負担も大きいです。一番驚いたのは応募画面ページも丁寧に翻訳されていたことです。これなら日本語を全く理解していなくても応募できますね( ̄▽ ̄;)
感心した部分もありますが、一方で求人情報の重要な部分だけが翻訳されているケースもあります。私が把握している外国人向けの某アフィリエイトサイトは時給・職種・住所・最寄り駅といった最低限の情報だけ翻訳されており、仕事内容・福利厚生・職場環境といった情報は翻訳されていません。
結構重要な情報だと思いますが…。仮に採用されたとしてもミスマッチが生まれていそうな…。(おそらく全て翻訳するのは時間がかかるからでしょうけども…)
外国人応募者へのミスマッチ対策としては前回も書きましたが求めるスキル経験として最低限必要とされる日本語レベルを書くことです。こうすることで(多分翻訳してくれるので)ミスマッチを防ぐことができます。
当社では外国人採用に積極的な企業からのお問い合わせをお待ちしています。