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応募者インタビューで気づく新事実と求人広告の改善点
雑記・日記・備忘録採用された応募者に会う機会があれば極力「どうして応募したの?」「入社後に大変だったことはありますか?」「驚いたことありますか?」といった質問を聞くようにしています。こうした質問の答えに私がまだ気づいていない新事実や改善点が埋まっていることが多いです。
例えば「思っていた以上に自由な社風でした」と言われたら、それは応募時と入社時のギャップが発生していることになり、求人広告で表現不足だったことがわかります。ポジティブなギャップでも驚かれている時点でダメだと思っています。
ポジティブなギャップだと「よかった!」と安心する人が多いですが、求人広告屋としては反省材料の言葉として受け止めています。
この場合「具体的にどんな風に自由なの?」と質問し、その回答を次回の求人広告や採用ホームページに盛り込むことで、イメージと現実のギャップをなくすことに努力しています。
過去の事例ですが求人広告に「リモートワーク推奨」という言葉を使っている会社に採用された人物にインタビュー(ヒアリング)したところ、「社長含め想像以上に社内の人間と会わないのに、上手に業務を回せていて凄いと思った。予想よりもリモートワークで仕事をしている頻度が上だった。」という意見をもらいました。
採用された応募者としては(リモートワーク推奨と言ってもアルバイトとか一部の人間を対象に、週一程度だろう」と思ったのでしょうが、実際はフルリモート(出社なし)の人間もいるような会社でした。ここでは企業文化を伝えるには「リモートワークを推奨している」の言葉だけでは不十分だったことが分かります。
そのため「リモートワークを推奨しており、社内に全員が集まることはほぼないと言っていいほどリモートワーク中心。そのためメールコミュニケーションが得意な人を歓迎しています」といった文章に変更するようにしました。
どれだけ具体的に求人広告で表現しようとも、各媒体の文字数制限の兼ね合いや写真枚数の制限もあり、100%正確にイメージしてもらうことは困難ですが、できるかぎりギャップをなくすことが求人広告屋の役割なので、こうしたインタビューを欠かすことはできません。
経営者や人事に質問するのもいいですが、内側から見ているだけではわからない点もありますし、私のような外部の人間にはわからない良さも、働き始めたばかりのフレッシュな直近入社メンバーにインタビューすると見えてくることがあります。
私は採用のためにおこなっていますが、人事や経営者であれば入社後の悩みを聞くことにもなるため未然に早期退職を防ぐ効果も期待できます。新卒社員や中途社員だけでなく、アルバイトや派遣社員に実施しても有意義でしょう。
理想論は「まったくイメージ通りでした」「求人広告に書いてある通りの会社でした」と答えてもらうことですが、まだまだ実力不足のようです。
仮に採用が上手くいっても満足することなく、こうした求人原稿のブラシュアップを継続することが大事です。当社では採用に困っていて様々な立場の従業員に質問する機会をくれる企業様からのご連絡をお待ちしております。