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求人媒体や採用手法の整理整頓《断捨離》を推奨する理由
採用手法・採用知識物が捨てられない性格の私ですが、最近少しずつ断捨離しています。断捨離の言葉を知っている人も多いかと思いますが、簡単に言うと「整理整頓」です。物を捨てる行為だけなく、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想の意味も含まれます。
採用活動でも「断捨離」は非常に重要です。特にダイレクトリクルーティングやリファラル採用など様々な採用手法が注目されているからこそ採用活動全般を見直し、整理整頓してほしいと思います。
採用フロー(業務フロー)の見直しなど効率化の見直しポイントは様々ですが、特に求人媒体の選定をおススメします。なぜなら中堅企業でも5社前後、大手企業であればアルバイト・パート媒体だけでも10社と付き合っている企業は珍しくないからです。
様々な媒体に掲載することで多くの求職者へリーチし、応募される可能性を広げるのは有効な手段ですが、管理しきれていない企業はかなり多いです。過去の募集情報を放置してしまったり、運営会社や代理店とのコミュニケーションが雑になってしまっては掲載媒体を増やしても意味がありません。
過去に見てきた求人の中で、合併吸収で社名変更があったのに旧社名のままの求人票が残っている。最低賃金以下の求人が残っている。のは印象が悪いです。さらには求職者から「応募したら《その求人は既に終わっています》と言われた」といった悪い評判も多く聞きます。
新卒採用と中途採用を兼務していたり、様々な採用ツール・採用手法が求められている中で採用担当者の負担は年々増しています。公式サイトの採用ページの更新をサボったり、効果の低い媒体を放置する心境も理解できるのですが、だからといって放置してしまうと、せっかくの応募者にも迷惑が広がってしまいます。
特に無料掲載ができる成功報酬型(採用課金型)の求人媒体が増えているのは人事にとって嬉しい一方で、求人掲載を広げすぎて一つ一つの媒体を放置しがちな状況が生まれています。媒体運営側(プラットフォーム)にも少なからず責任問題は発生しますが、最終責任は掲載企業(採用担当者)に帰結します。
人材紹介会社を増やしたり、新しい媒体にチャレンジしたりするのは良いことですが、管理できないのであれば効果の低い媒体から掲載中止するなり断捨離しましょう。今年一年間の成果を振り返りながら整理整頓をしてみてはいかがでしょうか。